ふなちぃのブログ

福島県のフォトスポットや史跡、季節の行事などをカメラ片手に散策レポート。他にも旅に役立つ情報や趣味のゲーム、書籍、音楽の話題など。

福島県会津若松の観光スポット 御薬園(おやくえん)で新緑さんぽ

 はじめに

こんばんは。6月も中旬にさしかかり、暑くなってきましたね...!
梅雨の貴重な晴れの日に沢山写真が撮りたいのですが、いかんせん暑い..!

そんな中、今回は会津若松にある美しい日本庭園「御薬園」に行ってきました!
写真いっぱいでおとどけしますので、眩しい新緑と美しい水で涼しいような気持ちになっていただければ幸いです。

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会津御薬園とは

滞在時間1時間~1時間半程(写真撮りながらゆっくり回った場合)
入場料  大人330円

1384年頃、とある老人がこの地にあった薬泉を用いて疫病にかかって苦しんでいる農民を助けました。
それをふまえ、その数十年後に会津藩主 葦名盛氏がこの地を霊地として別荘をたてたようです。

そこから始まった庭園。
1684年頃、三代藩主の松平正容公が朝鮮人参を試植したことから「御薬園」と呼ばれるようになりました。
最後の藩主 松平容保公までの代々の藩主に愛され、形を変えながら今も美しい姿を残しています。

幕末の会津戊辰戦争では御茶屋御殿が新政府軍の療養所として使用され、御薬園内には当時の刀傷が生々しく残っています。


まずは園内に入ってすぐの「薬用植物標本園」から

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新緑の藤棚が美しい

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薬草園 看板

植物園にはさまざまな薬草、植物が季節ごとに咲き誇ります。
「御薬園」の名前の由来になった朝鮮人参も植えられています。
6月は花が少なかったけど、「プリンセス・チチブ」(四季咲きの美しいバラ)が見事でした..!

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プリンセスチチブ 秩父宮記念公園より寄贈された薔薇とのこと 花の周りに小さな花が咲いていて不思議

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重陽閣とプリンセス・チチブ


秩父宮妃勢津子殿下ゆかりの建物「重陽閣」

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重陽閣

「重陽閣」は秩父宮妃勢津子殿下(最後の藩主松平容保の孫)がご成婚の報告をされる際に東山温泉に建てられた建物。昭和48年に御薬園に移築されました。

(上記 プリンセス・チチブも勢津子殿下ゆかりの花です)

※通常建物内も見学できるが、現在はウイルス対策のため見学不可。


いよいよ庭園へ

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庭園は借景池泉回遊式目黒浄定の作。
街中にあるとは思えない自然豊かな美しい風景に心が落ち着きます。

中央にある心字の池の周りをぐるっと周遊するコースです。

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心字の池 デカい鯉がいます

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細い道を進んでいく

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灯ろうと、灯ろう越しの風景


男滝・女滝

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おそらく男滝

園内には小さな滝が2つあり、男滝・女滝といいます。
水の流れは癒し。そして写真好きな自分にとって、撮りたい被写体でもあります。

楽寿亭(らくじゅてい)と刀傷

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楽寿亭

池の真ん中の浮島に建つ、茅葺き屋根の建物「楽寿亭

小さいながらどの方向から見ても絵になります。
この建物は藩主や藩の重役が納涼・茶席・密談をする際に用いたとのこと。(立て看板より)

いやぁ、風流ですね。

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建物内
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浮島の建物周りをぐるっと一回り

そんな風流な楽寿亭ですが、実はここに戊辰戦争の時の刀傷があるんです..!

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刀傷

↑です。
一瞬看板の下が刀傷のように見えましたが(笑)横の濡縁部分にあります。
150年程前の生々しい傷が今も残っています。

突然ですがここで一つクイズ。
下記の写真は楽寿亭に向かう道中ですが、偶然遭遇した何かの生き物が隠れています。探してみて下さい。

自分はびっくりしましたが、しっぽの色が綺麗でした。(ヒント・爬虫類。苦手な方は閲覧注意)

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何かが隠れています。

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何かが..

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隠れています...

さらに散策

楽寿亭を後にしてさらに散策していきます。

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キャラボク

キャラボクの木がものすごく芸術的。
この日は気温が32度くらいまで上がり、とても暑かったのですが、散策中木の葉が風にゆれる音に少し爽やかな気持ちになりました。

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切り株の上に松ぼっくり

歌人・与謝野晶子歌碑

庭園を半分位まわったところに「与謝野晶子歌碑」があります。

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与謝野晶子歌碑と立て看板

 

与謝野晶子氏は明治44年と昭和11年に会津に訪れたようです。
この歌は昭和11年に詠んだもの。石碑は園のすみっこにひっそりと佇んでいます。

ちょっと休憩

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与謝野晶子歌碑近くの休憩スペース

与謝野晶子歌碑の近くに休憩スペースがあります。
散策に疲れたら、日陰で一息 いれましょう。
(自販機等の設置はありません。)
この場所には福島県のかえでの種類が植えられており、秋には美しく色づきます。

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福島県のかえでの種類

枯沢(かれさわ)

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枯沢

舟遊式時代の景物(現在の様式は1696年に改修された)で、遠くから見ると本物の沢に見える。

さらに散策

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お茶屋御殿が見えてきました

お茶屋御殿

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お茶屋御殿

コース最後のみどころ、お茶屋御殿。
松平容保公が隠居後しばらく過ごした場所、そして戊辰戦争から十数年後の1883年(明治16年)に東京から一家で移り住んだ場所です。
冬の絵ろうそくまつりでは、ライトアップされたお茶屋御殿で琴の演奏を行っており、とても美しいです。
通常だとここで抹茶をいただけますが、現在は感染症対策で中止。


他にも見どころいっぱい

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御殿前で鴨の親子に遭遇 かわいい

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木からキノコが生えている

おわりに

今回は新緑の会津松平氏庭園「御薬園」を散策してきました。
自然がいっぱいの庭園でいろいろな時代の痕跡を見ることができるので、とてもおもしろいです。
順路最後の売店では薬草茶など体によさそうなお土産が売っています。
薬用人参が漬けてある瓶もあったので訪れた際には是非見てみてください。
※感染症対策のため、必ずマスクをして訪問ください。

それでは、今回はこの辺で!お読みいただきありがとうございました!

アクセス

会津若松駅前より街中周遊バス「ハイカラさん」に乗車30分。御薬園バス停下車。
(現在感染症対策で減便中。会津バス公式サイトで時刻表要確認)

 

 

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 御薬園の近くにある遺跡↓

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 会津とは↓

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